2023年08月09日

[追想2]「本蘭」第2章と「紅蘭」第1章(1985年)


1985年、写研は創業60周年を迎え、記念感謝パーティーが開催されました。
私が出席したのは社員の集いでしたが、専務がファンだという当時のアイドル、柏原芳恵さんがゲストで、たいそう盛り上がっていたと記憶しています。
同年の「写研フェア」(展示会)には電算写植システムの数多くの機種と、デジタルタイプの数多くの書体が発表されました。特に「本蘭明朝ファミリー」と「紅蘭楷書ファミリー」は、私は直接担当していなかったものの、電算写植を代表する書体の開花だと思っていました。

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そして今後ますます繁栄していくことは疑う余地もありませんでした。1988年のあの日までは……。
posted by 今田欣一 at 08:13| 活字書体打ち明け話・2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする