2020年10月19日

[追想3]「鶴舞(つるまい)」

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「イマリス」につづくカジュアル見出し書体としてプレゼンしていたのが「鶴舞」である。その資料が残っていた。

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2000年に発売した拙著『タイプフェイスデザイン漫遊』にも、「欣喜江戸文字」(仮称)として「欣喜図案文字」「欣喜現代文字」とともに所載していた。

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残念なことに、2000年ごろのフォントベンダーでは開発費用を出して新しい書体を発注できる状況ではなくなっていた。「鶴舞」も不採用になってしまった。未制作だが、記録としてここに残しておく。

「欣喜明朝」(白澤明朝に継承)、「欣喜ゴシック」(白澤呉竹に継承)、「欣喜アンチック」(白澤安竹に継承)および「欣喜ラウンドゴシック」(SDロンドに継承)をフォントベンダー各社にプレゼンしていたがいずれも不調に終わった。さらには「欣喜楷書」(いぬまる吉備楷書に継承)、「欣喜隷書」(さるまる吉備隷書に継承)、「欣喜行書」(きじまる吉備行書に継承)も採用されることはなかった。
こうして自主販売への道をさぐることになった。
posted by 今田欣一 at 06:59| 活字書体打ち明け話・3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする