金属活字としては『富多無可思』(青山進行堂活版製造所、1909年)所収の五號アンチック形活字(グレーで覆った文字をのぞく)が近いのですが、これには依らず、欧字書体のスラブセリフ体にあわせて、より現代的に解釈することにしました。『活字と機械』所収の五号明朝活字見本および五号ゴチック活字見本を参考にして書体見本12字を制作しました。
●青山進行堂五號アンチック形活字見本
『富多無可思』(青山進行堂活版製造所、1909年)より
※わかりやすくするために画像を加工しています。●2003年の年賀状(現在の白澤太アンチック体のもとになりました)
※写真内の文章にミスがありました。『富多無可思』です。下書き(書体見本)
フィルム原字(書体見本)