2025年02月24日

江戸東京レタリングロード

1990年代後半に制作したレタリング系活字書体を使ったポスターを作ってみました。

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「鶴舞」×旧江戸城富士見櫓(万治2年再建)

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「イマリス」×東京駅丸の内駅舎(大正3年開業)

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「ぽっくる」×東京港竹芝桟橋(昭和9年開港)

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「欣喜」(非売)×東京タワー(昭和33年開業)


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「鶴舞」の参考資料:『江戸文字』

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「イマリス」「ぽっくる」の参考資料:『図案文字大観』

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「欣喜」(非売)の参考資料:『レタリングデザイン』(とくに「企業体のレタリング」の章)

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posted by 今田欣一 at 21:23| 漫遊◇江戸東京散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

DTPの時代へ……郷土の三偉人をたずねて

DTPの時代になって、わたしが制作した書体を使ってポスターを作ってみました。

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「いぬまる吉備楷書」

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「さるまる吉備隷書」

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「きじまる吉備行書」

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吉備とは、現在の岡山県全域と、広島県東部、香川県島嶼部、兵庫県の一部にまたがる地域で、わたしの郷里です。
そこから輩出した3人の文化人を取り上げました。

2023年に和気閑谷高校を訪れました。

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平賀元義は和気にゆかりがあります(和気閑谷高校の校内に歌碑がある)。
武元登登庵は閑谷学校で学んでいました。
少し離れていますが、箕作阮甫は津山の出身です。


「いぬまる吉備楷書」「さるまる吉備隷書」「きじまる吉備行書」は、手書き系活字書体のスタンダードをめざして制作しました。

参考資料:

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posted by 今田欣一 at 08:36| 漫遊◇吉備の国から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月23日

電算写植時代……高麗川ふるさと遊歩道から

電算写植時代に私が制作した書体でポスターを作ってみました。

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「いまりゅう」

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「今宋」

横組用と縦組用、曲線的と直線的、螺旋運動と蛇腹運動……、対照的なふたつの書体です。

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1985年にC-fontが発表され本格的な電算写植の時代になりましたが、
その頃から埼玉県鶴ヶ島市で暮らしはじめました。

近くの高麗川ふるさと遊歩道が、現在のわたしの散歩コースです。

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高麗川ふるさと遊歩道から見える風景……高麗川の流れに「いまりゅう」を、田園の大空に「今宋」を組み合わせてみました。

posted by 今田欣一 at 07:49| 漫遊◇埼玉の翼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月22日

手動写植時代……埼玉県和光市から

手動写植機時代に携わった書体でポスターを作ってみました。

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秀英明朝+かな民友明朝

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ボカッシイ

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20代のころ、埼玉県和光市のアパートに住んでいました。
ちょうど手動写植機の全盛期に当たります。
2024年に、久しぶりに和光市を訪ねる機会がありました。

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この年が「邦文写植機発明百年」に当たることから
大阪DTPの勉強部屋では『邦文写植機発明百年[資料編]』が刊行されました。
そのタイトルは「ボカッシイ」で組まれています。

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さらには「ボカッシイ」の文字盤を模したキーホルダーも作られています。

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「ボカッシイ」は、手動写植機時代を象徴する書体のひとつなんだなと思うと、感慨深いですね。
posted by 今田欣一 at 09:34| 漫遊◇埼玉の翼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月21日

「貘」の里帰り

学生時代の習作をもとに制作した「貘」という書体で、ポスターを作ってみました。

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2023年5月に、何十年ぶりかで九州産業大学を訪れる機会がありました。

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その際に「貘」のポストカードを披露することができました。

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これが、2018年に作った「貘」を使ったポストカードです。

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posted by 今田欣一 at 22:46| 漫遊◇福岡活版紀行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする