2017年02月15日

ほしくずやB みそらの物語

札幌市北区に本社がある「イメージナビ株式会社(旧社名データクラフト株式会社)」と委託契約を結び、同社の運営する「designpocket」というサイトでダウンロード方式によるデジタルタイプの販売を始めたのは2008年のことだから、もう10年近くになる。
同社では、「イメージズ事業」および「ソリューション事業」を展開している。前者では高品質ストックフォト、フォントのダウンロード販売サイトなどの運営、後者ではウェブサイトの企画・デザイン・構築・運用、ウェブシステムの受託開発を行っている。


「セイム」「テンガ」「ウダイ」の総称を「みそら」クランとしている。「みそら」(御空)とは、空の美称である。
「セイム」は、欧字書体のローマン体、漢字書体の現代明朝体と組みあわせる和字書体として制作したものである。つぎに、欧字書体のサンセリフ体、漢字書体の黒体(現代ゴシック体)と組みあわせる和字書体として、「テンガ」を制作した。また、欧字書体のスラブセリフ体、漢字書体の黒宋体(現代アンチック体)と組みあわせる和字書体として「ウダイ」を制作した。
『レタリング 上手な字を書く最短コース』(谷欣伍著、アトリエ出版社、1982年)の本文に使われていた試作書体からひらめいて、現代的な明朝体、ゴシック体などに組み合わせられるように設計した。

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制作した当初、漢字書体は平成書体を念頭に考えていたので、ウエイトもそれぞれ、W3、W5、W7、W9を制作している。平成明朝、平成ゴシックはあるが、平成アンチックは制作されていない。そもそも漢字書体のアンチック体など、当時は存在しなかったのだから仕方のないことだ。
どこかで、○○明朝ファミリー、○○ゴシックファミリー、○○アンチックファミリーが揃ったとき、「セイム」「テンガ」「ウダイ」の更なる展開が期待できる。「ウダイ」は一番人気があるので、なおさらそう思うのである。
posted by 今田欣一 at 13:54| 札幌の虹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする