2016年07月31日

オックスフォードの思い出2 活字版印刷の原点

(この記事は1990年に書いたものを掲載しています。英語がさっぱりわからないので、以下の記述には間違いがあるかもしれません。悪しからず)

レディング大学(Reading University)
オックスフォードからミニ・コーチでレディング大学に向かう。レディング大学には、イギリスの大学ではただひとつの「タイポグラフィおよびグラフィック・コミュニケーション学部」がある。

活字版印刷
1990年9月2日9:00-12:00

最初にレディング大学のマイケル・トゥワイマン博士の説明があった。トゥワイマン博士はレディング大学タイポグラフィおよびグラフィック・コミュニケーション学部の学部長であった。
コーヒーのサービスがあり、活字版印刷所に案内される。スタン・ネルソン氏による手作業の金属活字彫刻と鋳造の実演である。自動鋳造植字機(Monotype)による植字と鋳造の実演もあった。
ネルソン氏は、1970年にアイオワ州スーシティ市のモーニングサイド・カレッジで芸術と歴史の学士課程を卒業後、1972年からスミソニアン協会のグラフィック・アート事業部で博物館員として働くかたわら、20年間にわたって活字の鋳造をもうひとつの専門としていたとのこと。彼は趣味として自宅で印刷工房を運営し、手製の鋳造による活字鋳造所を作っているそうだ。

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鋳造活字以外の実演も用意されていた。ミック・ストックス氏の指導のもとに、19世紀の平圧印刷機で、おなじく19世紀につくられた木活字を使ったポスターの印刷の実演を見学。参加者の何人かは体験する機会があたえられた。そういえば、廊下の壁一面には大量の木活字があった。

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大学の好意によりサンドイッチがふるまわれ、ふたたびトゥワイマン博士が登場。教室に貼られていた19世紀の木活字によるポスターについて説明していただいたあと、19世紀の印刷家ジョン・ソウルビーとウィリアム・キッチンによる端物印刷のコレクションを見せていただいた。

posted by 今田欣一 at 07:09| 文字する時間 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする