2016年03月04日

特別編 デジタル・タイプのできるまで(北京北大方正電子有限公司訪問記)

日時:2016年1月11日(月曜日)9:00−12:00 現地時間
場所:北京北大方正電子有限公司・字庫業務部

2016年1月11日(月曜日)午前9時、劉慶さんとともに北京北大方正電子有限公司・方正字庫を訪れました。字庫業務部字体開発総監の仇寅さんと、汪文さんに案内していただきました。

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字庫業務部は5階でした。この写真は踊り場のところです。

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1 展示室

まず展示室に。デジタル・タイプでも、筆書きの書体などは紙に描かれています。
紙原字のほか、今まで制作された書体のパネル、使用された新聞・書籍などが陳列されていました。

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※方正字庫のパンフレットより
(見学に集中していて、展示室の写真を撮るのを忘れていました!)
 


2 書体制作部門

緑が多い書体デザイナーのフロア。女子が多いようです。パーテーションで個別に仕切られており、集中できる環境になっています。

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「方正蛍雪」を制作しているところです。独自開発のツールを使っているそうです。

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3 技術部門

風船が浮かんでいるフォント・エンジニアのフロア。こちらには男子もいます。パーソナル・コンピューターに向かって作業していますが、具体的に何をしているのかはよくわかりませんでした。おそらく日本のフォントメーカーと同じだと思います。

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追記:

見学後、会議室に字庫業務部の全スタッフが集まり、「金陵」「龍爪」「蛍雪」についての書体説明会が開催されました。

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「方正蛍雪」「方正金陵」「方正龍爪」は、欣喜堂と業務提携して日本語の漢字書体をもとに、方正で中国語の簡体字、繁体字を制作しています。2016年カレンダーの3月が方正金陵、9月が方正龍爪。担当した書体デザイナーの名前が記されています。

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中国語の簡体字、繁体字のチェックは、出力物に赤字を入れる方式で実施しました。そのとき使った修整ポイントを記す16の言葉(簡体字)シートです。

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金陵・龍爪・蛍雪のポスター(楊林青さんデザイン)。

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posted by 今田欣一 at 08:38| 書体設計の現場から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする